2018年10月01日

「人種差別ホラー」という謳い文句に誘われて映画『Get Out』を観た






この記事、ネタバレするので知りたくない方はスルーしてね


映画って、感想を自分の胸にしまっておくのも良いけど


観た人それぞれの感想が違う


百人いたら百通りの感想があるのが


映画の作品以外のもう一つの面白さでもあり


それを語り合うのも映画の楽しみの一つでもあるので


その一環として映画を観てからこの記事も読んでもらうのが一番かと


Amazon Prime Video





と、いうわけで『Get Out』




人種差別ホラーという新鮮な謳い文句に惹かれて


観た


ちょっと尻すぼみ感はあったけど


面白かった!





映画が始まって中盤まで


「一見穏やかだけど何かがおかしい」


という不穏で不気味な雰囲気に


包まれます


かなりの時間をかけて


この奇妙な空気を丁寧に作ってくれるので


心がザワザワします



これからどうなっていくんだろうという期待感は


高まるばかりです



しかし



中盤以降


この不穏な空気・違和感は


トンデモ展開に回収されていきます


結局は


あの家族がマジキチだった


というところに収束していくのが


僕にとっては


残念でした




深く広がりのある物語になっていくことを期待していたのに


その射程が短く、狭くなってしまったような気がして


尻すぼみを感じました




それでも、この映画を楽しめたことは確かです




白人が黒人に対して無駄に褒めたりするのは


差別意識が逆に振れた現象で


実際にアメリカではそういうこともあるのかもしれないなと


思わせるリアリティがあって良かったし



何よりも良かったのは


女中役の人が本当に気持ち悪くて


素晴らしかった



この映画はアカデミー脚本賞を受賞したらしいけど


個人的には


助演女優賞をあの女中役の人にあげたいと思いました



- - - - - - -
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2016年09月17日

映画観てます

最近も映画いろいろ観てます


話題作


『シン・ゴジラ』『君の名は。』


観ました


どちらもすごく面白かった


両方ともテンポがとても良かったですね



細かい「感想」は書ききれないので割愛


DVDでも沢山観てますがそれも「書ききれない」ので割愛




総じて思うのは


やはり作りたいもの・アイデアを持ってる人が作品を作ると面白いものが出来ると思いました


作品の根底は情熱ですから


言わずもがな


当たり前のことかも「しれませんがね」




来月はこれを観たいと思っているので観に行こうと思っているので観ます

シーモアさんと大人のための人生入門




2016年01月21日

映画『はじまりのうた』感想




物語の導入、主人公の女性シンガーソングライターと音楽プロデューサーがバーで出会うシーン


そこで彼女の歌をプロデューサーが聴くわけだけれども


そのシーンが最高!


音楽をこういう形でビジュアル化してくれたことに感謝


このシーンのプロデューサーの表情が最高で、私の目からはホロホロと涙がこぼれ落ちました


ほんと、音楽ってそういうものなんだよ!



色褪せた世界が音楽で輝くことって、あるよね


だから私もこの映画の登場人物も、音楽に救われているのだります




このシーンだけでこの映画はお気に入りになりました



いろいろ言いたいことは無くは無いけれども、音楽好きの人はぜひ観てみて

2015年12月20日

『スターウォーズ フォースの覚醒』感想(ネタバレなし)

観終わった感想


とりあえず


安心した!!


スターウォーズファンはエピソード1からの三部作で大きく失望した経験があるから今回の新三部作にもどうしても不安を抱いてしまうのだけれども、シリーズの続編としては充分期待に応えてくれた、これ以上ないものを作ってくれたのではないでしょうか!


とても良かった!!


もちろんいろいろ言いたいことはあるけど、ひとまずホッとしてます!!!


J.J.エイブラムス監督、うたがってごめんなさい


最高の仕事をしてくれてありがとう


新しいキャラクターたちもみんな魅力的で


これからが楽しみ!!!



この作品を観た人とあーでもないこーでもないとスターウォーズ話をしたいぜー


2015-12-19 23.30.45.jpg

2015年12月15日

フォースとともにあらんことを

もうすぐ公開されます


スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒



見ないわけがない


楽しみでないはずがない



エピソード1そして新三部作に失望させられた身としては大きな期待を持つ事が危険なことはわかっているけれども


それでもスターウォーズの新作に期待せずにはいられない自分がいる…!



というわけで先日、エピソード4、5、6、1、2、3を改めて見直しました


気分を高めました



DVDをレンタルして観たのだけれど、昔見たときと所々変わっていたのが残念でした(特にエピソード6のラストとか)


それでも改めて見直すといろいろ冷静に見れてよかったです


特にエピソード1〜3新三部作については思ったより悪くなかったし、自分にとって何が好きになれない問題点だったのかも分析・整理することができて有意義でした


特にライトセーバー戦はとても良かった


エピソード1のダースモールはダサい悪役だと思ってたけど、体術とか身体の使い方がめちゃくちゃ格好良かった


あと、エピソード2〜3のアナキンはパドメを見つめる目がものすごくキモくて、あれだけハンサムでもあんなにもキモくなれるものなのかと逆に役者というのはすごいものだと感心しました




そしてエピソード4〜6旧三部作はどうしようもなくテンション上がってしまいます


アガるゥ〜


エピソード4の冒頭に出てくるスターデストロイヤーの途轍もないデカさとか、C3POとR2D2が汚れて薄汚いところとか、ルークが自室で飛行機の模型で無邪気に遊んでる様子とか、ルークが夕陽を見てたたずむシーンとか、オビ=ワンがデススター内部を歩き回るのがやたら豪胆なところとか、エピソード5のラストシーンからエンドクレジットへ入る流れとか、ヨーダに貴重な食料をかじられたルークがあっけなくその食べ物を投げ捨てるところとか、ハン・ソロがレイアからの愛の告白に応える「知ってるよ」というセリフとか、ベイダーの「I'm your father」からのルークの「Noooooo!!!!」のところとか、エピソード6のジャバが手下に起こされたときの目の覚まし方とか、ベイダーの「Sister」の発音とか、皇帝の電撃を放つときの表情とか、イウォークの歩き方とか言語とか、ほかにもまだまだあるけれども、好きなところを挙げればきりがない、枚挙にいとまがない




今回のエピソード7


エピソード1のことがあるから不安はありますがね


でも予告編でハン・ソロとチューバッカが出てきた瞬間、期待が一気に膨らんでしまいました


18日に世界同時公開


当日は行けないけれども、公開中に必ず観に行きますよ、劇場へ



フォースとともにあらんことを




フォーッ!

2015年12月08日

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』感想




予告編が面白そうなので観た


絵本のような映像が美しく、随所に笑えるところあり


だが


自分はイマイチのりきれなかった!


テンポが早く、どんどん話が進んでいくので追いかけるのに必死で…


物語全体からにじみ出てくるメッセージをつかみきれないまま終わっちゃったー!




この映画はシュテファン・ツヴァイクという作家の著作と生涯にインスパイアされて作られた作品だという


僕はその予備知識を全く持たずに見たのだけれど、彼のことを少しでも知ってから観たらきっともっと楽しめると思う




もちろん、悪い映画ではなくむしろすごく良くできた作品だとは思うので、予備知識なくても楽しめる人はたくさんいるでしょう


わたくしももう一度観たら良いかもね

2015年12月03日

映画『かいじゅうたちのいるところ』感想




スパイク・ジョーンズ監督の『her/世界でひとつの彼女』がとても良かったので


同監督の作品『かいじゅうたちのいるところ』を観た



結論から言うと、イマイチでした


主人公の少年がかいじゅうたちと出会った時に映画を観ているこちらが予想したトラブルや展開がそのまま起こり


サプライズもなくそのまま映画が終わってしまった



僕は映画を観終わった後にその作品について考えながら余韻に浸る時間が好きなのだけれども


余韻に浸って考えを巡らせる余地というか、深みのようなものもあまり感じられませんでした


ちょっと物足りない!




でも、子供の描き方は素晴らしいと思いましたよ


決して純粋じゃなかったり


結構危ないことを平気でしたり


残酷だったり


そうそう、子供ってそうだよなあ、と思って観てました



あと、かいじゅうたち


正体不明のものや異形のものをCGで表現することが多い昨今、ちゃんとモノとしての存在感があって良かった


着ぐるみ丸出しだけど




映像も美しい


『her/世界でひとつの彼女』でもそうだったけど


スパイク・ジョーンズ監督は独特の映像美を持つ監督の一人として好きです




それにしてもスパイク・ジョーンズ監督が『Jackass』のメンバーであることに驚き


『Jackass』は身体を張ってバカのことをする集団なのだけれども


人間としての幅が広すぎる





ウケる

2015年12月01日

映画『めまい』感想

ヒッチコック監督は「ヒッチコック劇場」が好きでDVDも買ったりしてました


長編の映画は数本しか観たことがなかったので、この際気になる作品は観ておきたいと思って


今回は有名な「めまい」を選びました



観終わった直後は


まあ、うん、おもしろいね


といった感想


前半と後半で男女のセリフが逆になったり、そういった逆転構造とかはよくできた脚本でおもしろいとは思うけど


主人公が親しくしている女友達の存在意義とか、考えてもよくわからない点が多かったし


そこまで素晴らしい映画だとは思いませんでした





僕は映画を観終わって自分なりの感想や解釈をある程度頭の中で整理してからネットでその作品の感想やレビューを調べるのが好きです


観た作品をみんなでああでもないこうでもないと語り合ってる感じがするから




「めまい」も検索しました


そこで見つけたある解釈が衝撃的で驚いた


僕のモヤモヤ抱いていた疑問がその解釈だと全て解消され


バラバラだったピースが全てピッタリとおさまり、綺麗にパズルが解けたのである


すごーい


超きもちー


何も言えねー



脳スッキリ、アハ体験


読みながら思わず「ハアー!」と唸ったよわたくしは


わたくしというものは



もはやこの映画はこの解釈しかあり得ぬ


それくらい完璧な解釈だし、これを作ったヒッチコックはハンパねえ


観ている時間だけでなく、鑑賞後にその作品のことを考える時間も映画体験だとすると


本当にすごい映画だと言わざるを得ない



しかもこの仕掛けに気付く人はどれくらいいるのだろうか


これみよがしに誘導せず、説明せず、観客に考えさせる


観客を信頼していなければ出来ない芸当


えらいよ





作り手としては作品が大切なので、そこに込めた重要な「肝」を説明したくなっちゃう気持ちがどうしても生まれてきてしまうのだけれど


それをしてしまうと感動が薄れてしまうし…


それはわかってるんだけど気付いてもらえなかったらせっかく作ったものがもったいないし…


という葛藤で悩みます


少なくとも僕はそういう悩み、あります


でも、そこで説明してしまうことはすなはち「観客=何も考えてない、何も感じないバカ」とみなすことになってしまうし、それを作り手たちが続けていたら人間は考える力が衰えて本当にバカになっていってしまうと思うから、ものを作る人間のはしくれとして僕はそれはやりたくない


ものを作る人間はやはり自分たち人類の向上のために何かを作るというのが基本的な姿勢であると思うからです


そんな考えから、僕自身は説明することを自制しています


心が弱ってくるとそのダムが決壊しそうになるけど、踏ん張りたい


(一例を挙げると、テレビのお笑い番組などでこれみよがしに字幕を入れ「ここが笑うところですよ」みたいな誘導をよく見るけど、あれは「君たちには言ってあげないとわからないから僕が面白いところを教えてあげるよ」という、すごく視聴者をバカにした態度に見える。しかも、視聴者も楽なのでそれを続けられることで実際に作品に接した時に考えなくなっていくと思うし、さらに作り手も考える力が低下していくように思う。結果、人間の知能・感性は低下していくのではなかろか。観客をバカと見なして作品を作ることには、そんな負のスパイラルを感じる)



その点、ヒッチコックは凄かった


クールに冷酷なまでに説明せず、突き放し、考えさせる


観客が考える人間であることを信頼している


その姿勢、素晴らしい、強い、格好良い、どっしりとしている、でっぷりとしている


そしてこの姿勢こそが作品にも人間にも自分にも全てに向けた愛情なのだと思う



もしくは、たかが映画、わかるやつだけわかればいいんだよ、と思っているだけかも


そっちかもね



2015年11月12日

映画『ファイト・クラブ』感想




めちゃくちゃ面白かった


これはわたくし的人生の映画ランキングでベスト5、いや、ベスト3には入ってきますね


もはや面白いとか面白くないとか内容を越えて


映画というジャンルを超越して作品の持つメッセージにドンピシャで共感しちまった


それくらい、日ごろ自分が思っていることを代弁してくれた映画と言えよう




痛みによってこそ生きている実感を得られるのは本当にその通りだと思うし


全てを捨てれば自由になれるというのも共感する


わたしは、できるだけヤバい方を選択したいのでR


もっと言うと、のたれ死にたい


砂漠をさまよい、のたれ死ぬ寸前に飲む一杯の水こそ、人生最高の歓びの瞬間であろう


その瞬間を味わいたいのDA



僕には音楽があって本当に良かったとも思えました




この映画を暴力賛美だとか言って批判してる人は、はっきり言って見方を間違ってます


これは喧嘩でもないし相手を打ち負かすための暴力でもない(むしろそういった相手に向かう暴力には何もないということもちゃんと描かれている)


でも暴力描写が多いことにはかわりないので、合わない人も多いかもね




作品としても、映像とか演技とかブラッドピットの肉体の仕上がり具合とか、いろいろ最高です


そして大事なことは


ものすごく哲学的で深いテーマをあくまでエンターテインメントでやってるところ


これですよ


本当に素晴らしいと思う




いやー、ものすごかった


オススメせざるを得ない!


2015年11月10日

映画『チョコレートドーナツ』感想




DVDで観ました


よかったなー


無償の愛っつーの?


純粋な愛にグッときました


純粋でない愛など愛とは呼べないという意味において、そもそも愛とはすべからく純粋なものであり、純粋な愛という言葉自体が、頭痛が痛い、馬に乗馬、みたいなことなのかもしれぬ




ルディ役のアラン・カミングの演技と歌、マルコ役のアイザック・レイヴァの演技がハンパなかった


ポール役の人はザック・エフロンに似ていた




こうした愛情というのは血がつながっていようがいまいが、ゲイだろうがダウン症だろうが、劇中の彼らだけが特別なのではなく、全ての人が持ち得るものだと思う


というか全ての人が、この世界に存在しているという時点でみな平等に祝福されスペシャルで喜びと愛情に包まれていると思うのでR


後半で差別問題がどんどんクローズアップされていくのがテーマが矮小化してしまっている気がして個人的には少し残念でしたが、それでもすごく良い作品でした


音楽もとても良いです


オススメ

2015年11月04日

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』感想

やたら評判が良いのでDVDを借りて観た


しかしDVDを起動し、我が家のテレビ画面に映像が流れた瞬間、私は後悔した


メロスは激怒した


これは映画館で観るべき映画であると


初見がDVDである時点で制作者には謝らなければいけないと思いつつ


結果的にわたしは映像も含め映画としてこの作品を楽しめなかったのでR




まず、映画にしろ音楽にしろ小説にしろ短歌にしろ、作品と呼ばれるものに対する私の姿勢を表明したい



作品は頭で考えるのではなく、まず感覚で受け止めたい


つまり、イイ感じかそうでもないか、好きか嫌いか


イイ感じであればとことんその感覚を味わい尽くし至福の時間を過ごす


その後、分析するなりして頭で考えるのも良いでしょう


一方、あんまりイイ感じじゃない作品は、なぜイイ感じじゃないのか・なぜ好きになれないのかを分析する、どこをどうすれば好きになれるかを考える


これがわたくしの作品に対する姿勢


クリエイエティブな姿勢だと思っています




で、わたくしはこの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をあまり楽しめなかったわけですが


もちろん全てを楽しめなかったわけではない


宇宙モノに80年代のポップスがかかったりするのは意外性がある上にすごく良くマッチしていて格好良くて新しかったし


冒頭のどこぞの惑星で主人公がダンスするシーンにはとてもワクワクさせられたわけですが


その先までワクワクが持続しなかったァー




わたくし『スターウォーズ』も『バックトゥザフューチャー』も大好きなのですが、なぜこの作品はそこまで楽しめなかったのだりましょうか


映像も音楽も素晴らしいと思うし、物語性が希薄なのは『スターウォーズ』も似たようなものだし…


きっと、登場人物に入り込めなかったということなのではなかろか


登場人物に自己を投影できなかった結果、物語の中に当事者として入り込めず傍観者としてしか映画に関われなかったというか…


つまり、自分が映画を面白いと感じられるキーワードに、当事者として映画に参加できるか、ということがあるのかもしれません


では登場人物のどこに自分がシンパシーを感じるかというと、色々な要素がありすぎてまだよくわからないのですが…





2015年10月30日

映画『her/世界でひとつの彼女』感想

これまた友人にオススメされたので観た


これもよかったなー


切り口は全く違うけれども、奇しくも昨日感想を書いた『ゴーン・ガール』と似たテーマを扱った映画でした


つまり他者との関係、コミュニケーションとは、そして愛とは、さらには生きるとは、という誰もが持つ普遍的なテーマ


これまた観終わったあとも深く考えさせられる映画でした


映像もスタイリッシュで暖かみもあってよかったなー



主人公は人工知能のOSと恋をして、紆余曲折ありつつ決定的な違いというものに直面するわけですが


その違いは人間とコンピュータの間だけにある問題ではなく、人間同士だって(この映画で描かれた人間とコンピュータとの違いとは内容が違うけれども)他者とはまず「違う」ものなのではなかろか



ここからは個人的な考えですが


違いを認めるところにしか「愛」は生まれないと思う


愛とは存在・あり方をまるごと「受け入れる」ことであると思うわけです


だから人間である以上、他者との「違い」からは逃れられないし、それゆえコミュニケーションには限界があるし、そして必ず別れは来ますし(死)


それは悲しいことだけれど


だからこそお互いを理解し感情・感覚を共有できる喜びは何にも代えがたいわけで


主人公が踊るように人をかき分けてビーチへ行くシーンはとても良かったなー



短い人生、喜びを謳歌しようじゃないかという主人公の友人の言葉にはとても共感できた


喜びのためには誰がなんと言おうが


美味しいジュースを飲むためには食物繊維を破壊しようが


“知るか”




すごくよくできた映画なのでもう一度観たらもっとそれぞれのセリフがより理解できるかも


もう一度観てみましょうかね


そういう意味では昨日の『ゴーン・ガール』ももう一回観たいね長いけど




オススメ


2015年10月29日

映画『ゴーン・ガール』感想

友人にオススメされたのでDVD借りてきて観ました



非常に面白かった



最後まで目が離せない大逆転劇



恐ろしくもあり


でもどこか笑えてしまう


サスペンスなのかブラック・コメディなのか、ギリギリのところでしょコレ




この映画のメッセージは誰にでも突き付けられる普遍的な問題


他者との関係とはどういうものなのか


観終わったあともずっと考えさせられます


この映画が本質的な部分でハッピーエンドなのかそうでないのか、観た人と語り合いたい


誰にでも楽しめる間口の広さがありながらもテーマの本質はとても深い


そんな映画でした




映像もすごく良くて、専門的なことは何も言えないけれど、拡張高いというか、完璧にコントロールされているというか、すごく「しっかり」している印象を持ちました


音楽の使い方もとても良かった



オススメ




2015年09月05日

映画『塔の上のラプンツェル』感想

先日DVDで借りて観ました


とても評判が良く未見だったので



愛と勇気と希望に満ちた感動あり笑いありの王道ストーリー


美しい映像


音楽も最高


作曲家アラン・メンケン氏の天才的職人仕事が今作でも如何なく発揮されていた


特に舟の上のシーンは曲も映像も素晴らしかった




気になったのは、悪役がこっぴどく懲らしめられてしまうこと


あそこまで徹底的に滅ぼされなくても…


ラプンツェルはちょっと助けたい気持ちはあったみたいだけど…


カメレオンは思いっきり足ひっかけてたよね


また、二人の大柄の盗人は主役の盗人と同じ立場のはずなのに、なぜあんなにも差がついたのか…


それと、ストーリーが夢を叶えるまでと叶えた後の二重構造になっているのは珍しいのではなかろか



夢を叶えるのが怖いという気持ちはちょっとわかる


長年願い続けてきた夢や向かってきた目標が叶って


それが無くなっちゃうことに対する寂しさや不安から


ちょっぴり憂鬱になること


あるよね



そんな気持ちに対するアンサーも提示されていて


よかったなー

2015年08月24日

映画『LIFE!』感想

昨日に引き続き、先日見た映画の感想


DVD編その2



『LIFE!』


これもすごく面白かった


「やる、と思いついてしまったら、やらざるをえない、やらずにはいられない」というメッセージに大変共感


主人公の表情がどんどん生き生きしてくるのが印象的


欲を言えば、「財布の行方」「シェリルとの恋」「最終号の表紙」全てのオチが容易に想像できてしまったのが残念


結末は同じでも、どれか一つでも裏切りがあれば




映像&音楽がとても美しい


サントラ買っちゃった




僕もいつだって、結果を考えず、やりたいことを、やりたい


その冒険を、その「今」を全身全霊で感じていたい




そんなこと思ったー




LIFE誌のスローガン

「To see the world,
Things dangerous to come to,
To see behind walls,
To draw closer,
To find each other and to feel.
That is the purpose of life.」

「世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側を覗こう
もっと近づこう
もっとお互いを知ろう
そして感じよう
それが人生の目的だから」



ふわ、素晴らしい



さよなら

2015年08月23日

映画『家族ゲーム』感想

映画鑑賞流行中につき、映画館だけでは飽き足らず近所のTSUTAYAでDVD借りて観ております


せっかくなので感想をこのBLOGにも書いていこうと思う(映画カテゴリを作った)


映画の感想については、映画館で観たものはガッツリ、DVDで観たものはなるべく手短に、という感じにしていくツモリダ




今回はこないだ借りてきたDVD編


3本




まず1本目



『家族ゲーム』


子供のころテレビで観て、内容は忘れてしまったけど食卓のシーンが強烈に印象に残っていた


どんな映画だったのか改めて観ることにした


予想通り面白かったッ


例の食卓のシーンはやはりワラタ


食卓に象徴される向き合わない家族、ラストシーンが不安を掻き立てる



個人的なラストの解釈


子供は学校休んでのどかに昼寝、この家はたまたまバット殺人が起こってないだけで、ヘリの音がその可能性を示唆している



この映画は「家族は向き合わなければいけない」という教訓めいたものを伝えたいのではなく、「こういう家族の状態」を描いたにすぎず、それをどう考えるかは観る側にゆだねられているように思える


もしかしたら、この家族も充分しあわせなのかもしれない





以外と長くなったので残りの2本はまた次の記事に


またねねね


2015年08月20日

映画『インサイド・ヘッド』感想

先日、ディズニー&PIXARの新作『インサイド・ヘッド』観ました





少女の頭の中の感情がキャラクター化され、彼らの活躍と少女の成長を描く物語


もの凄く良く出来た映画で、完全に惹きこまれちゃった



僕ぐらいんなると、冒頭の少女の誕生で感情が芽生えるところからもう涙腺ヤバイですよね


なぜなら、それ自体が既に悲しみを帯びているということを知っているから


全ては移ろいゆくもの、儚いものだと知っているから


つまり、みんな死んじゃうんだもん



まあ、それはいい



この映画を見ていると少女の感情の変化が自分の人生に置き換えられ、「あのとき、自分の頭の中の感情たちもこんな感じだったのかなあ」などと嫌でも想像することになります


少女の成長の物語にオーバーラップして自分の人生が思い起こされるっつーの?


映画の作り自体が自分に置き換えて見ざるをえない作りになっていて、それが憎らしいほど上手いしズルい!(褒め言葉)


ただでさえ少女の葛藤や成長に感動してるのに、そこに同時に「あなたもこういうことあったでしょ?こうして成長していったでしょ?」というメッセージを突き付けられ、そりゃあ感動しますよ


ということは、当然「みんなこうして生きてるんだよ」というメッセージももれなく付いてくるわけで、なんだか人にやさしくなれる気がします



すごく良くできた、すごく良い映画



傑作かな?



映画の中の物語がごく自然に自分に肉迫してくるのは驚きだし、それがあくまでポップにスマートにエンターテインメントとして作られていて、大変感動しました


しかしながら小さい子供には多分理解できないのではなかろか


家族で見るのであれば中学生〜高校生くらいの子供がいる家族向けかも?


大人には間違いなくオススメです






そうは言っても?ワタクシ的にツッコミどころがなかったわけではなく?最後にその点を?いくつか?挙げると?


ネタバレにもつながるかもしれないので読みたくない人&私のような人間の戯言など聞きたくない人は


ここで、さよなら、だ





ではいきますよ?





まず、人間はそんなに感情に振り回されるか?という疑問


僕にとって感情は自分の本質ではないと感じているので、感情がすべての司令塔であるというこの映画の設定はいかがなものかと思いました(もちろん映画を観ているときは「この世界はそういう設定なのね」と理解して受け入れているので観劇自体に問題はないですが)



次に、頭の中で崩壊したり忘れ去られたりしたものが復活するのって、ナシじゃね?


やっぱり取り返しのつかないことってあると思うので、その厳しさを描くためにも「崩壊」ではなく「停止」にしておいて欲しかった



そして、感情のキャラクターがその役割以外の感情を持つのって、おかしくね?


例えば、劇中で「ヨロコビ」というキャラクターが泣くのですが、それは設定がブレてる感じがしてわたくしちょっと冷めます、その状態で脳内コンソールを動かしたらその人はどういう行動をとるのでしょうか?



とか、いろいろ、まだ疑問点はいっぱいありますが、長くなるのでこのあたりでやめておきます




なんだかんだ言いましたが、素晴らしい作品でした




映画って、本当に素晴らしいものですね






さよなららら

2015年08月13日

映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』感想

そのころ私は


映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観ておりました


そのころっていつやねん



数日前と昨日、2回見ました




一回観ただけでは私は圧倒されて口をパクパクさせるばかりで感想が上手く出てこなかったので


昨日二回目を観に行って来たの



どういう映画かはこの記事の下に貼る予告ムービーや公式サイトを見ていただくとして



わたくしの感想、一言で言うと


文字通り全編クライマックス、異常なテンションの高さ、異常な勢い、そして、とんでもないバカ映画(褒め言葉)


でした




個人的にはアクションやバイオレンスは特に好きではないのだけれど、あそこまでやってくれれば脱帽ですよ




画面の中では常に激しいアクションが繰り広げられており、そのアクションの中でストーリーが進行し、キャラクターもちゃんと描かれていきます


そのため情報量も多く、アクションのアイデアも次々と惜しげもなく投入され、見終わったあとは良い意味でゲッソリします


一回目に圧倒されて頭の中で整理できなかったのはそういう理由もあったと思います




そしてここは僕が大好きな点なのだけれど、


『怒りのデス・ロード』という邦題からもわかるように


この映画がとんでもないバカ映画だということ


改造車のデザイン、キャラクターの服装や設定


特にわたくしが気に入ったのは途中で出てくるギター男の登場シーン


思わず手を叩いて爆笑したね





それにしても、もの凄いテンション・勢いで、見たことも無いようなアクションをぶっ飛ばしつつ、ストーリーを描きつつ、キャラクターを描きつつ、なおかつバカ映画に見せるというのは、相当な手腕・客観性が必要と見ました


えらいよ


すごいよ





でも、ここまで褒めておきながら、オレ的ファイバリット映画ランキングにはそんなに上位には入ってこないかも


その理由は、魅力を感じるキャラクターがいないから?ストーリーにあまり好奇心を持てないから?


登場人物たちがあまりにマッドマックスの世界観の1ピースとして機能しすぎているというか、優等生的にマッドマックスの世界の住人になりすぎていたような気がする


登場人物はマッドマックスの世界に生きているのだから、その世界がどういうものかは当然知っているわけだけれど、映画を見ている僕はそれを知らないので、僕と映画の距離を埋めてくれるキャラクターが欲しかったのかもしれない


確かに、この世界がどうなっているのか、怒涛のアクションの中で伝えてはくれるのだけれど、それは状況が教えてくれるだけなので(それはそれで素晴らしい映画的技量だと思います)、登場人物に感情移入できるタイミングが無いというか、どうしても僕と映画の世界に距離があるまま物語が進行していったような気がする


僕はあくまでこの世界・物語の傍観者であり、当事者ではなかったように思う


要するに世界に入り込めなかったっつーの?


あそこでの「おれを見ろ」はグッと来ましたがね(その直後のバカ息子には爆笑)




もちろんこれはあくまで僕の感想であり、基本的には素晴らしい映画だとは思います


もうすぐ上映は終わっちゃうかもしれないけど、これは映画館じゃないと意味がない映画なので、興味ある人は観に行ったら良いと思う!


映画『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad/





2015年08月11日

映画『ゼロの未来』を観ました

このところ南米ツアーの準備や諸々の連絡、日々の仕事などでとても忙しいので、今日は映画を観てきた


忙しいので映画を観てきた、というと、因果関係がおかしいじゃないか、むちゃくちゃじゃないか、忙しかったら映画なぞ行っとる場合ではなかろう、ダボが、ダメ人間が、と怒りにうち震える方もいらっしゃるかもしれない


しかし私は、私という人間は、忙しいときほど携わっている事業とは全く関係のないことをしたくなる人間なのであり、例えば、仕事で大量の譜読みに終われているときなど、追い込まれれば追い込まれるほど、部屋の大規模な掃除など、今やらなくても良いじゃんソレ的なことに取りかかりたくなってしまうのである





ということで、フラッと思い立って行ってきました



観てきたのはテリー・ギリアム監督の新作『ゼロの未来』


テリー・ギリアム監督といえばわたくし的フェイバリット映画ベストテンに入るかもしれない『12モンキーズ』の監督であり、『未来世紀ブラジル』も良かったです



で、『ゼロの未来』


何の予備知識もなく観たのですが、いまいちわかりにくかったです


管理社会、消費社会への風刺、というのはわかりますし、テリー・ギリアム映画おなじみの奇妙にチープな未来的物体感や映像美、ユーモアもありました


しかし全編を通して話がわかりにくく、最終的には『未来世紀ブラジル』と言いたいことは変わってないのでは?という感じもしました



違うとすれば、『未来世紀ブラジル』では主人公は半狂乱になって空想世界で孤独を受け入れますが、『ゼロの未来』では主人公が自ら進んで仮想世界で孤独を受け入れるということでしょうか


いずれにしても人間の孤独・悲しさを描きつつ、だからこそ人間への暖かさというかやさしいまなざしは感じるわけです


そこはわたくしがテリー・ギリアム監督を好きな部分の一つなのですが、今作はそれ以前にそれぞれのエピソードやキャラクターやセリフやモノの象徴性や物語における意味がわかりにくくて、アタマの中がモヤモヤしているうちにどんどん時間が経過し、自分の中で決定的な解釈を得られないまま、おそらくあるであろう深いメッセージを掴めぬまま、ラストシーンをむかえてしまいました


これはわたくしの映画的リテラシーの無さや、映画以前の一般常識の無さにも原因があるのかもしれません


が、ラストシーンは主人公コーエンの表情や風景の美しさも相まってグッときました


なにかこう、自分を投影してしまうというか、人から見たらダメ人間で、でも自分ではダメ人間じゃないと思ってて、そのうえ世間には馴染めないことが多くて、でも結局、なんだかんだ言ったってオレってダメ人間なんだよね、的な感覚、忙しいのに映画を見に来るという暴挙に出てしまうこのわたくしも少なからずありまして、 またエンディングに流れる歌の歌詞がまさしくそんな歌で、嗚呼、と思ったのでした


コーエンは自分自身のことだったのだと、そこでようやく気が付いたのでした


コーエンは途中、自らの努力である変化をし、その新しい挑戦に「そういうコーエンが好きだ。新しいことを始めるのに年齢は関係ない」と登場人物の一人ボブは言いますが、新しいことを始めるよう促したのはボブであり、またラストシーンでコーエンが一人たたずむ美しい海辺は、ヒロインのベインズリーとの出会いがなければ行けませんでした


やっぱり「我々」は人が好きなのですね


そして、だけど、やっぱり、どうしようもなく孤独な存在なのですね


わからないことが多かったなりに、そんなことを感じた映画でした





この映画、たぶん退屈はするし万人にはおすすめしないけど、好きな人は好きだと思います


半分ネタバレみたいなことも言っちゃったけど、もし興味があったらば是非


映画『ゼロの未来』公式サイト
http://www.zeronomirai.com/