2018年09月25日

中秋の名月

中秋の名月


みなさん見ましたか?


僕は見ることが出来ませんでした


夜空を見上げて探したけれども


見つからなかった



こんな和歌があります


月みれば
ちぢにものこそ
悲しけれ
わが身一つの
秋にはあらねど
(大江千里)


『月を見ると、あれこれきりもなく物事が悲しく思われる。私一人だけに訪れた秋ではないのだけれど』



下の句で


秋は私だけに訪れるものではないとすることで


悲しみを自分だけのものとせず


みんな何かしら悲しみを抱えているんだ


という視野の広がりを感ずる


一瞬にしてこの歌の射程を拡げている


素晴らしい


味わい深い


趣がある



このまなざし


わかるなあ



そしてまた


みんな悲しみを抱えている事実そのものが


より一層自分を悲しくさせるのです




秋になるとこの歌を思い出します




中秋の名月


昨日見ることができなかった僕の一首



見上げるも
秋の夜空に
月あらず
別になんにも
変わんねぇけど
(山下Topo洋平)

『中秋の名月を見ようと思って夜空を見上げたけれど、月は見当たりません。見たからといって、見なかったからといって、別になんにも変わらないのだけれど』

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