2020年08月25日
「もみフェス」配信しました
昨日は弊スタジオ「Kokopelli」にて、「もみ」さんことシンガーソングライター大江友海さんの生誕&活動10周年記念配信『もみフェス!』を行いました
僕は出演者ではなくスタッフとして、音響、映像、照明、スイッチング、テロップ操作、録音、録画などなど、配信のオペレーションを行いました
個人的な話をすると
演奏家のみなさんの大切な音をちゃんと視聴者に届けられるのか
音だけではなく、この配信に込めるもみさんの思いをなるべく目減りさせることなく画面の向こうに届けられるのか
マジ責任重大
やばたん
ウケる
当然のことながら、自分で演奏するより断然緊張しました
配信のプロではないのでたいしたことは出来ないけれど、自分が音楽家だからこそ出来ることがあるのではないか、同業者のイメージをより鮮明にキャッチ出来るのではないか、その思いに寄り添えたらと思ってお手伝いさせていただきました
昨日の時点で自分にできることはやりました
反省点を上げればきりがないけれど、これまで自分で配信をやってきた経験が無かったら不可能でした
うまく出来たかな?
ご視聴ありがとうございました
もみさんとは今回が初めましてでしたが、先月このスタジオで行われた僕の配信を見てくれて何かを感じてくれたらしく、今回の企画を僕の配信でやりたいと連絡をくれたのがきっかけでした
会ったことのない人にまで僕の発信が届いて、実際に行動に移すほどの何かを与えられていたということは、悩みと葛藤を抱えながら配信を続けていた僕にとってはとても嬉しいことでした
配信にも希望があると一筋の光を見せてくれたのです
最近はそんなことが少しずつ増えてきて、配信にも確かに希望があると思えるようになってきました
もみさんもそう思わせてくれた一人です
救われました
ありがとう。良い薬です
ウケる
昨日の配信もそんな風に、もみさんの思いや声、メンバーみなさんの音が誰かの心に届くものになっていたらと願います
昨日の録音は後日リミックスしてCDになるそうです
また、投げ銭も受け付けております
もみさんの思いの詰まったライブ配信になったと思います
ぜひ、見てね!
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2020年08月19日
救われた話
草加Sugar Hillで行われた先日のAlasライブ、アーカイブは金曜日まで見れます。
YouTubeの詳細欄にはタイムスタンプも付けたので聴きたい曲から聴けます
未見の方は是非見てね!
投げ銭も引き続き受付中です。ご協力してくださった方、ありがとうございます!
https://topoyohei.shop
この日のライブのこと
この日は初めて僕のライブに来てくれるお客様もいらっしゃいました
なんでも僕が出版した楽譜集『Quena Songs』を購入して、僕のライブ配信も全て追いかけて見てくれていて、実際にライブを生で見たくなって思い切って来てくれたとのこと
このご時世、初めてライブに来てくれる人がいるなんて!
めちゃくちゃ嬉しかった
これも配信でライブの雰囲気を伝え続けることにより、会場へ足を運ぶハードルが低くなっていたからこそだと思う
4月からライブ配信を始めて、生の音楽を届けられないことにずっと悩み苦しみながら、配信が世の中に出回って当たり前のものになって視聴数も投げ銭額も下がり、心が折れそうになりながら続けていました
でも、生の音は伝えられないけれど、確かに何かが伝わっていたんだ
配信を続けてきて良かった
もちろん投げ銭をしてくれる皆様には本当に感謝しています
でも、ライブに生きる人間として、会場に来てくれるというのは何よりも嬉しいものなのです
思えば4月に僕が配信を始めた理由は「コロナが収束したときにライブに行きたいと思っている人を増やすため」でした
そこには希望があったはず
もちろん収入の足しにするためにでもあるけれど、それは第一の動機ではなかった
お金を動機にするのは不安が源にあるものだけれど、僕の動機には希望が源にあったはずなんだ
配信の苦しさと葛藤と先の見えないこの状況によってそのことを忘れかけていました。不安や苦しみに流されかけていました
大切なことを思い出させてくれました
自分が考えて選択して行動してきたことの先にも当初思い描いていたような希望が確かにあるんだということがわかって、救われた気持ちです
やっぱり何事も続けることが大切なんだなあ
というわけで、これからも配信は続けていくので、是非見てね
そして会場に行きたくなった人はいつでも来てね!いつでも待ってます
ありがとうございました
YouTubeの詳細欄にはタイムスタンプも付けたので聴きたい曲から聴けます
未見の方は是非見てね!
投げ銭も引き続き受付中です。ご協力してくださった方、ありがとうございます!
https://topoyohei.shop
この日のライブのこと
この日は初めて僕のライブに来てくれるお客様もいらっしゃいました
なんでも僕が出版した楽譜集『Quena Songs』を購入して、僕のライブ配信も全て追いかけて見てくれていて、実際にライブを生で見たくなって思い切って来てくれたとのこと
このご時世、初めてライブに来てくれる人がいるなんて!
めちゃくちゃ嬉しかった
これも配信でライブの雰囲気を伝え続けることにより、会場へ足を運ぶハードルが低くなっていたからこそだと思う
4月からライブ配信を始めて、生の音楽を届けられないことにずっと悩み苦しみながら、配信が世の中に出回って当たり前のものになって視聴数も投げ銭額も下がり、心が折れそうになりながら続けていました
でも、生の音は伝えられないけれど、確かに何かが伝わっていたんだ
配信を続けてきて良かった
もちろん投げ銭をしてくれる皆様には本当に感謝しています
でも、ライブに生きる人間として、会場に来てくれるというのは何よりも嬉しいものなのです
思えば4月に僕が配信を始めた理由は「コロナが収束したときにライブに行きたいと思っている人を増やすため」でした
そこには希望があったはず
もちろん収入の足しにするためにでもあるけれど、それは第一の動機ではなかった
お金を動機にするのは不安が源にあるものだけれど、僕の動機には希望が源にあったはずなんだ
配信の苦しさと葛藤と先の見えないこの状況によってそのことを忘れかけていました。不安や苦しみに流されかけていました
大切なことを思い出させてくれました
自分が考えて選択して行動してきたことの先にも当初思い描いていたような希望が確かにあるんだということがわかって、救われた気持ちです
やっぱり何事も続けることが大切なんだなあ
というわけで、これからも配信は続けていくので、是非見てね
そして会場に行きたくなった人はいつでも来てね!いつでも待ってます
ありがとうございました
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2020年08月18日
NHK『食の起源』サウンドトラック

昨年から今年にかけて放送されたNHKスペシャル『食の起源』のサウンドトラックが発売されております
ケーナとサンポーニャで数曲参加させていただきました
壮大なオーケストラやガムラン風(?)のエキゾチックなサウンドにケーナやサンポーニャが混ざっての録音、楽しかったなー!
ケーナを「南米風の味付け」のためだけに使うのではなく、こうしたより自由で大きな音楽の中で必然性をもって使っていただけるととても嬉しいし、やり甲斐があります!
もちろん演奏の中で僕は南米音楽で培ってきた経験・音を遺憾無く発揮しています
その土台が無ければ説得力のある音は出せません
それを使って、自由な音楽の表現に挑むっちゅうこっちゃ
芯を持って突き破る
それこそが現代の日本人ケーナ奏者がケーナの未来のために出来ることであり、山下Topo洋平がやるべきことだと思っております
オリジナルでも、人の曲でもね
とにかく、自分がワクワクを感じられるような希望を持って理想に向かっていくプロセスが何よりも大切で、その一歩は「次のたった一音」から始まるのです。間違いなく
作曲は兼松衆さん、中村巴奈重さん、斎木達彦さん。ありがとうございました
素晴らしい曲ばっかり
このサントラ、CDのほか、Apple Musicなどの配信でも聴けるようです!
聴いてみてね!
ではさよなら
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2020年08月07日
作品に参加させていただくということ

明日8/7から公開の「劇場版ウルトラマンタイガ」の劇伴にケーナで参加させていただいております
作曲は森悠也くん
民族楽器に留まらないケーナの普遍的な魅力を訴えていきたい僕としては色々な作品に参加させてもらえるのはとてもありがたいことです
ケーナが色々な作品で使われることにより、ケーナが世間に認知されてニーズが増え、奏者が音楽だけで食っていけるような土壌が育まれたら良いなと思ってます
そうしたらもっとケーナ奏者が増えて、多様で魅力的なケーナ音楽が生まれることに繋がるだろうから
ケーナを愛する者として、それは喜びなのです
そんな理想の世界を実現させようと思ったら、一音たりとも気を抜けません
一つびとつの音、全ての音が、聴衆だけでなく、共演者、作曲家、アレンジャー、プロデューサー、ディレクター、全ての関係者へのプレゼンなのです。レコーディングだろうがライブだろうが
ケーナって良い音だなあ、良い楽器だなあ、と思わせないといけないのです
さもなくば、次は無い
今現場に立つ者として、これからのケーナを背負って頑張ります
もしこれからプロになりたい若者がいたら、少しでも彼らが歩きやすい道を作っておきたい
もちろんそのためだけにやるのではなく、まずはこの瞬間の音楽の喜びを謳歌することが一番ですがね
というかそれもこれも全部繋がっているのですがね
音楽の喜びが無ければ理想の音も生まれないし魅力的な演奏にもならないから
劇場版ウルトラマンタイガ
https://m-78.jp/taiga/movie/
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2020年08月03日
無観客配信とSYNCROOM配信
昨日は同時遠隔アプリ「SYNCROOM」を使って、メンバー全員が在宅したままセッションをするという画期的な企画の第二回目
ベーシスト箭島裕治さんを中心として、ピアノ佐久間優子さん、パーカッション海沼正利さん、ミキシングに橋本敏邦さん、そしてワタクシ、総勢5人によるライブ配信を敢行したのでした
その模様はこちら
6月に行った第一回のときには「SYNCROOM」の前身ソフト「NETDUETTO」を使っていました
「SYNCROOM」になって格段に安定性や音質が上がり、さらにミキシング橋本さんの事前の準備と配信時水面下での獅子奮迅の活躍により(画面には一切登場しないけれども彼なしではこのクオリティの配信は絶対に無理と言えよう。まさに縁の下の力持ち)、なんのストレスもなく演奏できました
これを見て、良いと思っていただけたたら投げ銭のご協力もよろしくお願い致します
https://topoyohei.shop/
オンライン上でここまでクオリティの高いセッションができるなんて、ちょっと前までは信じられませんでしたが
数か月前から環境を整えてこの試みを始めて、早くもここまで来たか!という感じ
それまでにメンバーのみなさんも僕も少なからず試行錯誤の歴史があり、まだまだそれは続くのでしょうが
この一歩一歩もそのうち「あんなこともあったね」と笑って話せるようになるのでしょう
とにかく、昨日のライブは僕のオンラインでの遠隔同時セッション史上、これまで行った全てのリハも本番も含めても白眉、自己ベスト更新でした
メンバーのみなさん、ご視聴のみなさん、ありがとうございました
配信、色々やっています
お客さんを入れて、配信もするハイブリッド型
お客さんは入れず、配信のみを行う無観客配信
そしてこの「SYNCROOM」を使った配信
お客さんが現場にいないという意味では無観客配信とSYNCROOM配信は似ています
違う点としては無観客配信では共演者と空間を共有していますが、SYNCROOMでは共演者とすら空間を共有しないということ
SYNCROOMを始めるとき、僕は当初「お客さんだけでなく共演者とも空間を共有できないのはめっちゃつらいかも」と思っていました
しかしどうでしょう
昨日、この方式で一つの到達点に達してみて感じたのは精神的なストレスの無さでした
むしろ無観客配信の方がストレスを感じます
なぜでしょう
無観客配信だと、共演者と空間を共にしそこで生まれる音楽をその場で聴く人がいないので
「ここで生まれた音楽を生で届けられない、残念!」
という、精神的にはマイナスからスタートします
だからものすごく己を奮い立たせて頑張らないといけません
一方SYNCROOMは最初から誰とも空間を共有してないので
「離れてても演奏を届けられる、やったね!」
という精神的にプラスから始められていることに気付きました
(大前提として、安心して普通のライブが出来てない時点で基本的に精神的ダメージを負っているのは言うまでもない)
これは構造的な問題のように思います
無観客配信は生まれている音楽は生、でもそれを生で聴く者はおらず、届ける先は配信の向こう側にしかいない
演奏者だけが空間を共有しており、視聴者は共有できない
そんな非対称性があります
僕はこのアンバランスにストレスを感じているんだなと思います
「せっかくの生の音楽を、生で聴いてもらえない!」みたいな
でもSYNCROOMは最初から生まれる音楽も生ではなく、聴く側も生ではない
メンバーもお客さんも最初から何も共有していない
そこには非対称性はありません
もっと突っ込んで言うならば、いわば
「共有してないという状況をみんなで共有している」
みたいなことが起こってます
これなら僕はストレスを抱くこともないようです
演奏の感覚としてはレコーディングスタジオでそれぞれのメンバーが別々のブースに入り、いっせーのせで演奏してるのに近いかも
(ここまで快適に演奏できるのは本当にエンジニア橋本さんの力が大きい!)
配信はその様子を公開しているような感じでしょうか
無観客配信とSYNCROOM配信、そんな構造の違いがあることに気付きました
(CDは生の音楽ではないにも関わらず、作ることに精神的なストレスが無いのもこれで説明がつきます)
そして配信ではそこで生まれる心理的なストレスや高揚感や使命感や足掻きなども画面を通して伝わるんじゃないかな、とも思いました
とはいえこれからも僕は無観客配信をやっていくでしょう
もちろんSYNCROOM配信も
明日にはまた別のことを考えているかもしれません
とにかく、日々色々なことを感じ、考え続けています
旅は続く…
ベーシスト箭島裕治さんを中心として、ピアノ佐久間優子さん、パーカッション海沼正利さん、ミキシングに橋本敏邦さん、そしてワタクシ、総勢5人によるライブ配信を敢行したのでした
その模様はこちら
6月に行った第一回のときには「SYNCROOM」の前身ソフト「NETDUETTO」を使っていました
「SYNCROOM」になって格段に安定性や音質が上がり、さらにミキシング橋本さんの事前の準備と配信時水面下での獅子奮迅の活躍により(画面には一切登場しないけれども彼なしではこのクオリティの配信は絶対に無理と言えよう。まさに縁の下の力持ち)、なんのストレスもなく演奏できました
これを見て、良いと思っていただけたたら投げ銭のご協力もよろしくお願い致します
https://topoyohei.shop/
オンライン上でここまでクオリティの高いセッションができるなんて、ちょっと前までは信じられませんでしたが
数か月前から環境を整えてこの試みを始めて、早くもここまで来たか!という感じ
それまでにメンバーのみなさんも僕も少なからず試行錯誤の歴史があり、まだまだそれは続くのでしょうが
この一歩一歩もそのうち「あんなこともあったね」と笑って話せるようになるのでしょう
とにかく、昨日のライブは僕のオンラインでの遠隔同時セッション史上、これまで行った全てのリハも本番も含めても白眉、自己ベスト更新でした
メンバーのみなさん、ご視聴のみなさん、ありがとうございました
配信、色々やっています
お客さんを入れて、配信もするハイブリッド型
お客さんは入れず、配信のみを行う無観客配信
そしてこの「SYNCROOM」を使った配信
お客さんが現場にいないという意味では無観客配信とSYNCROOM配信は似ています
違う点としては無観客配信では共演者と空間を共有していますが、SYNCROOMでは共演者とすら空間を共有しないということ
SYNCROOMを始めるとき、僕は当初「お客さんだけでなく共演者とも空間を共有できないのはめっちゃつらいかも」と思っていました
しかしどうでしょう
昨日、この方式で一つの到達点に達してみて感じたのは精神的なストレスの無さでした
むしろ無観客配信の方がストレスを感じます
なぜでしょう
無観客配信だと、共演者と空間を共にしそこで生まれる音楽をその場で聴く人がいないので
「ここで生まれた音楽を生で届けられない、残念!」
という、精神的にはマイナスからスタートします
だからものすごく己を奮い立たせて頑張らないといけません
一方SYNCROOMは最初から誰とも空間を共有してないので
「離れてても演奏を届けられる、やったね!」
という精神的にプラスから始められていることに気付きました
(大前提として、安心して普通のライブが出来てない時点で基本的に精神的ダメージを負っているのは言うまでもない)
これは構造的な問題のように思います
無観客配信は生まれている音楽は生、でもそれを生で聴く者はおらず、届ける先は配信の向こう側にしかいない
演奏者だけが空間を共有しており、視聴者は共有できない
そんな非対称性があります
僕はこのアンバランスにストレスを感じているんだなと思います
「せっかくの生の音楽を、生で聴いてもらえない!」みたいな
でもSYNCROOMは最初から生まれる音楽も生ではなく、聴く側も生ではない
メンバーもお客さんも最初から何も共有していない
そこには非対称性はありません
もっと突っ込んで言うならば、いわば
「共有してないという状況をみんなで共有している」
みたいなことが起こってます
これなら僕はストレスを抱くこともないようです
演奏の感覚としてはレコーディングスタジオでそれぞれのメンバーが別々のブースに入り、いっせーのせで演奏してるのに近いかも
(ここまで快適に演奏できるのは本当にエンジニア橋本さんの力が大きい!)
配信はその様子を公開しているような感じでしょうか
無観客配信とSYNCROOM配信、そんな構造の違いがあることに気付きました
(CDは生の音楽ではないにも関わらず、作ることに精神的なストレスが無いのもこれで説明がつきます)
そして配信ではそこで生まれる心理的なストレスや高揚感や使命感や足掻きなども画面を通して伝わるんじゃないかな、とも思いました
とはいえこれからも僕は無観客配信をやっていくでしょう
もちろんSYNCROOM配信も
明日にはまた別のことを考えているかもしれません
とにかく、日々色々なことを感じ、考え続けています
旅は続く…
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