2017年09月30日

理想の世界を描く!最高のケーナレッスンのための情熱と感動

ケーナのレッスンを行うため
京都へ行って来ました

京都に行ってきた証拠にこの写真をお見せしよう

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京都の砂利


ウケる


7月の関西ツアーの際
ライブの空き日に
京都でワークショップを
企画したところ
思いのほか盛況で
それをきっかけに
京都へ定期的に
レッスンに行くことになったのです

今後も隔月ぐらいで
行くことになりそうです

良い機会なので
僕がレッスンにおいて
大切にしていることを
書きますね

- - - - - - -

僕のレッスンは基本的には常に物理ベースで、
出したい音に対して
いかなる身体の使い方をすれば良いか
徹底して具体的に伝えていきます

レッスンには色々な人が来るけど
一人びとりが直面してる課題から
逃げずに向き合い
乗り越えるきっかけになるような
密度の濃いレッスンが出来てるという
自分なりの手応えはあります
でもどうかな
みんながどう感じてるかはわからない
役に立ってると良いのだけれど

一言いうならば
すぐにクリアできるときもあれば
時間がかかることもあるので
「出来ない」とか「難しい」とか
足りない面や届かない部分ばかりを
見つめてストレスを溜めるのではなく
(課題と向き合うことはもちろん大切だけど)
「今の音」を存分に楽しみながら
笛の喜び・音楽の喜びを感じながら
上達していってほしいよぼかあ



僕が大事にしているのは三点

まずは楽器特有の魅力
深い音色や音の響き
ダイナミクス(大きい音から小さい音までの音量の幅)の広さを活かした
表現力の豊かさ

音楽を自由に表現するために必要な要素
すなはち
音程や半音階の対応、適切なフレージングなど

そして「こうやって歌いたいんだ」
という奏者自身が持っている情熱やイメージ
個性と言っても良いかもしれない


これら三点、

・楽器特有の魅力
・音楽を表現するために必要な要素
・演奏者自身の個性


どれ一つとして犠牲にすることなく
音楽を実現できるように
アドバイスしていきたい

これら全てを保持して演奏できたら
それってまさに
理想の音楽
じゃあないですか


その理想から、
僕は逃げたくない


例えば、

ダイナミクスを狭くすれば
音程は安定しやすいでしょう
音色にこだわらなければ
早いフレーズも吹きやすくなるでしょう
半音階が多いと運指も音程も難しいし
音色も乏しくなるから
敬遠したくなることもあるでしょう

でも、僕はこういうのはNG

ケーナの魅力を手放してしまっては
この楽器をやる意味がないし
音楽を自由に表現できないのを
ケーナのせいにしてしまっては
この楽器の可能性を
捨てることになってしまう


全部、叶える



そのためにどうすれば良いか
それを考えてゆきたい

ケーナは自分の身体の一部であり
僕たちケーナ吹きは
歌のかわりにたまたま
ケーナを使っているだけなのだから
歌えるのならば
吹けるはず

笛と身体が一体になり
歌そのものになる
そして自由に自分の理想の世界を
描けるようになる
そのための身体の使い方を
お伝えしています


少なくとも僕は今まで演奏家として
この三点は絶対に犠牲にせず
全てを両立させるにはどうしたら良いか
それを考えてやってきました
遠回りもしたし、まだまだ道の途中です

僕自身も日々色々な経験を通じて
変化しています

こんな僕の経験や知識や技術を
惜しみ無く差し出します
一人でも多くの人が理想の世界を描けたら
それは素晴らしいことだと思うんです


目的は上手な演奏をすることではありません
他人と比較して上手いとか下手とか
そんなことは、どうでもいい

ケーナが好きで、音楽が好きで
その人が心から出したい音・音楽
描きたい世界に一歩でも近づけるように
その人がケーナや音楽を通じて
心から気持ち良いと感じ
しあわせで充実した
人生の瞬間を味わえるように

その手助けが少しでもできればと思うんです
その一心です


やるからには理想を追求しなきゃあ


それが
笛吹きの心意気
ってもんよ


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Photo by Wentolia

2017年09月25日

洗足学園音楽大学オープンキャンパスで南米音楽体験!

洗足学園音楽大学オープンキャンパスにて
ワールドミュージックコースの体験講座でした

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『南米音楽体験』ということで
アンデスのリズム「ワイニョ」の曲で
アンサンブルしました

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洗足学園音楽大学では
来年度からワールドミュージックコースが
スタートします


僕もケーナとサンポーニャを
担当させていただきますが
この楽器をやっていて
音楽大学で教えることになろうとは
そんな人生になろうとは
自分でもびっくりです

光栄ですわよ


僕は専門的な音楽教育は受けていないし
現場たたき上げの人間なので
劣等感とまでは言わないけれど
どちらかというと音楽大学で勉強してきた人のことが
うらやましく見えます

共演者でも音大出身の人は沢山いますが
みんな知識も技術も素晴らしいので
いつもすごいなあと思ってみてます
まさか自分が教えることになるとはね

でも僕のようなアウトローな人間の話も
少しは役に立ったらいいな


ただ、ケーナやサンポーニャをやりたくて
音大に通う人がどれだけいるかという問題


ケーナやサンポーニャが好きで
音楽をちゃんと勉強したい人、
そういう人が近くにいるよ、と
心当たりがある方
まずはこういう環境があると
知ってもらうことが大事なので
情報を広めていただければ幸いです



僕は高校生の頃からケーナをやっていましたが
もし当時このコースがあったら
迷わず行ってたと思います

入試で落ちたかもしれんがね

ウケる



オープンキャンパスでは
体験レッスンを受け付けています

ケーナとサンポーニャのレッスンはもちろん、
南米のリズムについてもレッスンします
ケーナやサンポーニャでなくても
どんな楽器でもOKですので、
南米音楽に興味ある方は
是非お申し込みください


洗足学園音楽大学オープンキャンパス
http://www.senzoku.ac.jp/music/admission/opencampus/

洗足学園音楽大学ワールドミュージックコース
http://www.senzoku.ac.jp/music/course/course09/

2017年09月24日

Doña Ubenza - 映像&歌詞解説

去る8月19日に中目黒楽屋で
行われたAlas×ピアコパンJointライブより
Alasの映像が公開されました



Alasとは、昨年の春に結成した
僕とピアニスト太宰百合さんのユニット
南米フォルクローレをベースにしたオリジナル曲や
南米の古き良き名曲をアレンジして発表する
ネオフォルクロ−レユニットです

毎回ライブではゲストに
素晴らしい音楽家に
参加してもらっています

この日はギター
助川太郎さん


曲は『Doña Ubenza』(ドニャ・ウベンサ)
アルゼンチンのChacho Echenique作曲
日本の太宰百合アレンジ

この曲、大好きなんです
タイトルは
「ウベンサおばさん」
という意味
『バグアラ』という
スタイルで書かれた曲で、
太鼓を叩きながら歌う
山唄がモチーフになっています


それにしても、このアレンジ、この演奏
素晴らしい

僕がずっと勉強してきた
南米フォルクローレに
興味を持ってくれて
こうして新しい音楽を一緒に
生み出そうという
音楽仲間が増えて
とても嬉しいです

数年前では考えられないことでしたから

どんどん日本の音楽家にも伝えていきたいです
宝の山がそこにありますから
どんどんやっていきましょう


さて
この曲の歌詞の内容
いつもMCでざっと説明しているけど
今日はここに書きます

僕なりの解釈なので
間違いもあるかも…
でも、だいたいこんな感じだと思います

- - - - - -
日本語訳

心の中で泣き
表では笑っている
こうして私は死ぬのを待ちながら
生きていかなければなりません

風は私よりちょっと良い身分です
太鼓を叩きバグアラを歌わなければ
私は自由に飛べないから

私たちはあの豊かな山で祈る
もう時間がないというのに
何を祈るというのだろう

石ころだらけの渓谷
石から石へ、私の心の痛みの足跡を消しながら
風が音を立てて行く
私の心はただ静寂だけ

私は一応十字を切っておく
もし神様がいたら
私を地獄へ連れていくだろうから
私の羊たちも一緒に

魂が一息つけるような
別の世界があるのかどうか、私は知らない
私はこの大地の上で生きる
一日中働きながら

私たちはあの豊かな山で祈る
もう時間がないというのに
何を祈るというのだろう

*石ころだらけの渓谷
石から石へ、私の心の痛みの足跡を消しながら
風が音を立てて行く
私の心はただ静寂だけ


スペイン語

Ando llorando pa' adentro,
aunque me ria pa' afuera
así tengo yo que vivir
Esperando a que me muera.

Le doy ventaja a los vientos
porque no puedo volar
hasta que agarro mi caja
y la empiezo bagualear.

Mi raza reza que pedirá
allá en el monte de caridad
no tiene tiempo ya no da más
reza que reza porqué será.

Valles sonoros de pedregal
piedra por piedra el viento va
borrando huellas a mi dolor
silencio puro es mi corazón.

Me persigno por si acaso
no vaya que Dios exista
y me lleve pa'l infierno
con todas mis ovejitas.

No sé si habrá otro mundo
donde las almas suspiran
yo vivo sobre la tierra
Trajinando todo el día.

Mi raza reza que pedirá
allá en el monte de caridad
no tiene tiempo ya no da más
reza que reza porqué será.

*Valles sonoros de pedregal
piedra por piedra el viento va
borrando huellas a mi dolor
silencio puro es mi corazón.

Ando llorando pa' adentro,


最後に、Mariana Carrizoという歌手のライブ映像を
バグアラとはこんなに素朴な歌なんです



2017年09月18日

ヘンテコギタリストとの出会い〜熱狂と感動のステージへ

去る8月29日に行われた
助川太郎グループの立ち上げライブ
そのダイジェスト映像が公開されました



あの熱狂と感動
いまだに身体のどこかに
残っています

思い出深いライブは
沢山ありますが

このライブも
忘れられない宝物のような
ライブになりました



「助川太郎グループ」という
バンドの名前がついていますが

僕自身は
サポート的な立場でなく
雇われた兵隊という気持ちでもなく

自分のリーダーバンドと
変わらない気持ちで
自分のこととして
自分の音楽として
参加しています

それくらい大切なバンドです


- - - - - - -


【助川太郎グループへの道】Vol.1

「ヘンテコギタリスト」

さかのぼること
7年と数か月…

当時、僕のような
何というジャンル名で呼んだら良いのか
よくわからない音楽をやっている
ミュージシャンたちの巣窟となっていた
「サンジャック」というお店が
西荻窪にありました

そこでは
今に繋がる大切な出会いが
沢山ありました

Tierra CuatroとARCANAの上野山英里さん、
ARCANAの鬼怒無月さん、
とぽけろっちぇの会田桃子さん、
じゅずだまトリオの伊藤ハルトシくん、
などなど…

彼らとは軒並み
2009年から2011年にかけて
出会っていて、
その出会いによって
自分の音楽性が
どんどん広がっていった
濃密な時期でした

他にも素晴らしい出会いと
素晴らしいライブ三昧の日々

今思えば
むちゃくちゃなブッキングをするお店で、
月4回くらい出演していたこともありました




南米フォルクローレだけを演奏し、
南米フォルクローレを
自分の人生の道とすることに
限界を感じた僕は

2006年に約10年続けた
フォルクローレグループ
「グルーポ・カンタティ」を
脱退しました

より自由で広い
音楽の大海原に
希望をもって
船を漕ぎ出した僕が
まず陥ったのは

仕事もなく
ライブも月に1〜2本
あるかないか

やりたい音楽の
イメージはあっても
共演者がいない

時間と情熱だけはあるので
作曲をしまくる

そんな状況でした

そんな状態で約2〜3年、
過ごすことになります


サンジャックは
そんな大海原を漂う
僕が流れ着いた
とても刺激的な現場であり、
沢山のことを
学ばせてもらっただけでなく、
本当に大切な出会いを
いくつも作ってくれたお店でした

ありがとう、良い薬です




そんなある日、
2010年1月のこと

そのサンジャックで
例によってセッションライブが
組まれました

当時よく共演していたビオラの田中詩織さんと、
もう一人は初共演のギタリスト

それが助川太郎でした

助川太郎の名前は
お店のスケジュールなどで
ちょくちょく見かけていましたが、
どんな人なのか、
どんな音楽をするのか、
ブラジル音楽の人?
それくらいの認識しかなく、
詳しいことは
全く知りませんでした


リハーサルで初対面、
スマートな出で立ちに
爽やかさ
いかがわしさ
半分ぐらいずつ
混ざった笑顔

話してみると、
なんとなく
掴みどころのない会話

話していても
何かはぐらかされているような、
本音がどこにあるのか
よくわからない人だな、
という印象がありました

でも面白いし
穏やかでフレンドリーだし
威圧感がないので
嫌な感じはしなかった
記憶があります


そのリハの際に、
お互いのアルバムを
交換しました

その時に貰ったのが
彼のリーダーアルバム
『Noturno』

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僕が何のアルバムをあげたのか
記憶が定かではないけれど

とにかく
家に帰って
もらったCD
『Noturno』
を聴きました

したら

これが
素晴らしいアルバム!
サウンド、楽曲、演奏、センス
最高!

この人すげえな!

盛り上がって参りました

盛り上がって参りました

これはライブが
めちゃくちゃ
楽しみになって参りました


数日後
本番の日


ライブでは
彼の演奏に
色々な意味で
驚かされました

とても美しい音で
弾いていたかと思いきや

いきなり紙をギターの弦に挟んで
わざとノイズを多くして
ベンベン弾いたり、、、

いきなりビヨ〜ンと
口琴を始めたり、、、

終始そんな感じ


コ、コイツ、変だぞ!!


会話をしていた時に感じた
あの掴みどころのなさは、
コレだったのか、、、

飄々とした顔で
人の心の逆に逆に行く
その人間性・音楽性

そういうことデスカ、、、

でも、
僕は怒っていたわけではないし、
むしろ関心していました

というのも、
彼の演奏は
音楽から逸脱しているようで、
ちゃんと音楽の行先を
わかった上で
それらの珍奇な行動をしているのが
僕にはわかったからです

その証拠に、
逸脱しないところでは
助川太郎は極めて的確に、
素晴らしい美しさで
ギターを弾いていました

これは音楽の
基本的な能力が
高くないと出来ないこと

なるほど、こういう人もいるのか、、、


これが彼なりの
「この瞬間の表現」
なのだということは理解しました

でもそれが良いものなのかどうか、
僕にはよくわかりませんでした


すごいっちゃすごいけど、
ヘンテコな人だな、、、

それにしても、、、

それにしてもだよ!

アルバム『Noturno』
の演奏の方が
100倍はカッコイイじゃあないか!!

あんなに素晴らしい
アルバムを作れるんなら
俺のライブでもやってくれよ、、、

でも、
僕は思いました

これは自分のチカラの無さだ、と
助川太郎は
今の僕に対して出す音は
これで充分だと
判断したのだ

ちょっとした悔しさ、敗北感
なんとも煮え切らない気持ちで
ライブは終わりました


しかし、サンジャックのマスターは
何を思ったか
このライブをいたく気に入り

これ以後、
助川太郎との共演セッションが
次々と組まれていくことになります



よかろう


こうなったら
自分の音楽力を向上させて
助川太郎に本気で
音楽をやらせてやる、、、

このライブが良かったのかどうか、
俺にはさっぱりわからんが
サンジャックのマスターが
気に入ってくれたのは
むしろ追い風、、、
この機に助川太郎から
盗めるもんは全部盗んでやる、、、


今に見ていろ助川太郎…!


そう密かに決意したのでした



続く


- - - - - -


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2017年09月17日

必見必聴Topo&Falcon

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今日はファルコンとのデュオでした


雨の中沢山のご来場ありがとうございました


初めての会場、ギャラリー「ここから」は生音の響きがとても豊かな空間でした



Topo&Falcon、僕にとってとても大切なユニットになっております


このデュオのために二人が書き下ろした曲はどれもすごく良いし


サウンドも今まで僕がやってきたどのユニットとも違う


もっと言うと、世界中にここにしかない音楽です


必見必聴のデュオです




僕の音楽を聴いてくれてる方は沢山バンドがあってどれを聴いたら良いのかわからなくなって大変かもしれないけれども


どれも違うしどれも最高だしどれも気持ち良いんです


片手間でやってるわけではありません


どのユニットも全力で音楽を作っています


是非ついてきてください


全てのステージで、ライブの良さ・音楽の気持ち良さをお届けします




Topo&Falcon、来年あたりCDを作りたいなあ


次回Topo&Falconライブは10/14(土)四谷ホメリにて


その日も生音でやります

お客さんの少ないライブでの精神力

昨日は矢部コーヒーカンタータでギターのさとうひろゆき氏とデュオでした


お客さんがとても少なくて痺れたけど


こういうときこそ手を抜いてはいかんので、最高の集中力でのぞみました


ステージに大きいも小さいもない


一人でもお客さんがいたら最高のステージをお届けする意気込みでゆきます




こう思えるようになったのも僕が19歳のとき


一人でボリビアに滞在し現地のバンドに混ざって演奏をしていた頃の話


当時僕は現地でいわば修行をしていたわけです


その最初のライブ


緊張はありましたが、これから南米での演奏活動が始まると思うとワクワクしながらライブハウスのステージに立ちました


しかし


客席を見ると、お客さんが一人


観光客と思しき男性がポツンと座っています


えー、がっかりー


せっかくのボリビアでの初ライブ、もっと沢山のお客さんの前で演奏したかったなァ



ライブは始まりました


バンドの編成は笛が二人、チャランゴ、ギター、という4人編成


僕以外はみんなボリビア人、しかも僕はひよっこ、みんないつも現場でボリビアの音楽を演奏している大先輩です


僕は先輩ケーナ奏者のセカンドパートを吹くことになっていました


お客さんが少ないこともあり、僕はちょっと落胆しながら演奏にのぞんでいました


したら


隣で笛を吹きはじめたケーナ奏者の音にブチのめされた


その音圧、ビンビンくるそのプレッシャー


ハンパねえ


全力で吹いてやがる…!


全く手を抜いてねえ…!


その音に圧倒されて、最初の1曲目はどんな演奏をしたか全くわからないまま終わってしまいました


これはいかん


2曲目から気を取り直し、僕も全力でのぞみました



この経験から、僕は学びました


一人でもお客さんがいたらそこはステージなのだと


今考えれば当たり前のことなのだけれど



そして、改めて気がつきました


その先輩のケーナ奏者は、いわばケーナを背負っており、ボリビアの音楽文化を背負っていたのだと


お客さんが一人でも、その一人に「ケーナってこんなもんか」「ボリビア音楽ってこんなもんか」と思われてしまってはいけない


その矜持・自分たちの文化を背負っている誇りを感じました


その経験から、僕も決してステージで気を抜くことはなくなりました


恥ずかしながら、失敗はそのあとも何度もしています


でもどんなステージでも決して手を抜くこと・気を抜くことはしていません


お客さんが少ないからって落胆している余裕はありません


僕なりにケーナ奏者としての誇りを持ってステージにのぞんでいます


とても大切なことを学べた初めてのボリビアでのライブだったのでした



ちなみに、その先輩ケーナ奏者は当時「Jach'a Mallku」や「ウィリアム・センテージャスバンド」などに参加していて、僕は彼の音をCDで沢山聴いて憧れていたサンポーニャ&ケーナ奏者レイナルド・ベガでした


彼はボリビアでの僕の最初の友達で、当時滞在中はいつも一緒にいました


2年前にTierra Cuatroで南米ツアーに行ったときも再会できて


ティエラのメンバーと一緒に食事したのでした


良き思い出ー


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2017年09月16日

ホールで生音レコーディングでした

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今日は三鷹のホールでレコーディング


とあるプロジェクトで助川太郎さんに呼んでいただきました


メンバーは

助川太郎(ギター) 

阿部篤志(ピアノ) 

大村亘(タブラ)

EMiKO VOiCE(ボーカル)

そしてわたくし



ホールでの生音一発録りゆえ、修正もなし、しかもスケジュールは今日一日


曲数は12〜13曲あったのかな?


みなさんの集中力とセンスすごいす


全部録り終えました



個人的には音量的にも音質的にも周りとバランスを取るのがとても難しかったけど


リハーサルで「こんな感じかな?」という感覚をだいたい掴んだら


あとは本番は腹をくくってブッ込みました


迷いがあっても、確信が持てなくても


ブッ込むときはブッ込む


これだ


問題があったらメンバーが指摘してくれるだろうという信頼があったからこそでもあります



ホールの生音、気持ち良かったなー


お疲れさまでした!


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2017年09月04日

最高の瞬間を永遠に

Tierra Cuatroのツアー千秋楽が無事終了し、ライブ後夜走りで帰京、さきほど無事帰宅しました

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ライブで、音に100%集中して心から素直に音を出すと


時々最高としか言えない瞬間が訪れる


そのときは音が響いている空間のあらゆるものがあらゆるものから自由になり、そこにいるみんなの魂と自分の魂が一体化するのがわかる


過去も未来も無い、あらゆる壁・隔たりも無くなる瞬間


そこには全ての存在にとって気持ち良さしかない




この最高の瞬間


これを人生の全ての時間で味わえないか


僕にとってはそれが生きる目的であり


人生の目標となった




音楽をしててたまに訪れるその瞬間


人生の一部である音楽でそれを味わえるなら、人生の全ての時間をそうすることも可能なのではなかろか


わからない


でも一瞬でも最高のものを見てしまったら


それを全ての時間に感じられないものか追求しないわけにはいかない




音楽とそれ以外の時間を分けて考えたり、オンとオフを使い分けたりしてたら到達できないであろう


常にオン


音楽をしてない時間も、いかに音楽をしている感覚でいられるか


常にライブ


笛を吹かずにいかに笛を吹くか


常に笛


この瞬間、いかに心の声に正直に生きるか


常に人間


それしかない




そうやって生きていると怖いときもあるし、人間関係しんどいときもあります


でも、理想を追求しないわけにはいかない


そして、普段から心の声に正直に生きていない者が、音楽において常に心から音を出せるとは思えない


音楽もそれ以外の時間も、全ては繋がっているので


常に真剣に一瞬一瞬の自分の心の声に耳を傾け続けるよりほかない




全然ままならないけど


みんながしあわせでありますように


すべてがうまいこといきますように





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2017年09月01日

大阪深夜

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Tierra Cuatroのツアーで大阪に来ています


深夜、無性に曲が書きたくなった


でもこの旅は作曲に使うPCを持ってきてない


持ってくればよかった



ライブは僕にとってはインプットなので


やればやるほど得るもの感じるものがあるし


5月の山籠り後、僕は音楽以外の時間でも


些細なことにも異様に敏感になって


以前よりも何倍も色々なことを感じるようになった


喜びだったり悲しみだったり楽しさだったり寂しさだったり痛みだったり失望だったり


ウケる


ネガティブ感情ばっかりか


でも感じたことは誤魔化さず


目を背けずに受け止めたい


それが生きるってことだから





ちなみに


「ネガティブなことばっかり考えてないで、ポジティブに行こうよ!」


などと言うのは逆にネガティブだと思いますよぼかあ


あらゆる感情や感覚は人間だからこそ、生きているからこそ感じるもの


その一つびとつを取捨選択して、ある特定のものだけを価値あるものとし、ある特定のものから目を背けるのは不自然というか


人間を否定することのように思えてならない


俺は全てを感じたい


人間だから





惜しむらくは


この感覚を感じてる今、リアルタイムで曲が書きたかった


慚愧に堪えない、反省してます


さよなら





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